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山電のご提案
2021.06.25
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キュービクル工事といっても方法は1つではありません。

 

・コストを抑え中古キュービクルを使用した工事

高価な部品(トランスなど)を現在の物と遜色が無い程度の中古(10年以内)のものにしてコストを抑えた設備を搭載した工事。
中古といえども見た目は新品同様ですし、主要な保護装置や継電器、キュービクル自体の箱や負荷開閉器などは新品の物を使用しますので、当然安全性は確保されたキュービクルになります。搭載するトランスの耐用年数は使用頻度や使用負荷率、使用環境にもよりますが、経過年数により劣化した場合には絶縁油の交換などで維持管理を行えば新品同様に使用することも可能かと思われます。

※ただし消火栓設備など消防設備が付帯している場合には消防認定品のキュービクルの指定があり、中古品が搭載されているキュービクルが使用できないケースもあります。

 

・耐用年数を重視した工事

当然すべてを新品にした場合の工事ですが、やはり当然いくらかけてもいいわけはありませんよね。例えばその中でも、300KVAを超える受電設備の場合にはCB型のキュービクルとなり、主遮断器にはVCB(真空遮断器)を使用しなければならず、計器用変成器やOCRなども搭載され、引き込みからの受電部にPASやUGSなどが無い場合は当然GRなども必要になり、キュービクルとしては大容量になるため、契約容量が300KVAの設備を超えない容量であれば300KVA以下にしてキュービクル自体をPF-S型に変更し簡素化することにより工事コストを抑えなるべく安価にする方法などがあります。

 

・将来性を重視した工事

将来設備の導入を考えており、今よりも大きな設備が導入されるのであれば、その際を見越した設備更新を行うことにより、いざ機器が導入された際にかかるコストも盛り込むことで新規設備導入時の電気工事費を抑えることもできます。
また、導入予定が無いにしても、将来稼働率が上がる可能性があるのであれば、現在使用できる受変電設備の敷地面積いっぱいを使用するのではなく、将来用に余らせて後に使用できるように設置工事を設計するなど、施工時に価格的にほぼ変わらないのであれば基礎と将来配管を事前に設備しておき将来の拡張工事に備えておくということも可能です。

 

・必要最低限の工事

キュービクル自体を入れ替えるのはやはり安価な工事ではありません。また、現在のキュービクルの設置位置によっては壁面を壊さなければ交換できないといった場合もあります。
その際は既存の設備を生かしつつキュービクル内部を更新することでコストを最小限に抑え受変電設備の安全な運用を行うことが出来ます。
重要な設備としては負荷開閉器や真空遮断器、これを動作させる継電器(OCR・GRなど)、トランス、コンデンサ、ヒューズなどは改修工事時には交換したい製品です。
また、キュービクルに使用している製品には絶縁物にプラスチック製や陶器製のガイシなどが使用されており、埃や長期使用などにより酸化したプラスチック製品などは絶縁が低下し地絡事故箇所になりえます。
また、内部の高圧電線であるKIPなども劣化により絶縁耐力が失われます。
そういった主要な機器や主要製品を順次交換することで必要最低限の工事を行いながら安全な高圧受変電設備の維持管理を行っていく方法もあります。